コケモモについて

コケモモ(イワモモ)は、北欧では「リンゴンベリー」、アメリカでは「カウベリー」と呼ばれています。ブルーベリー(ビルベリー)の近縁種です。

和名のコケモモは、茎が地を這って枝分かれして広がっていく様子をコケにたとえ、秋に赤く熟す実をモモに見立てて名づけられたとされています。北半球の寒地高山に分布し、カナダなど冷涼な地域では栽培もされており、日本では全国の高山地帯で見ることができます。

岩場や湿性の草原なのに生える草のような姿をした、高さ10〜15cmくらいの常緑の小低木で、場所によっては大群落をつくっている場合があります。

コケモモは、横に伸ばした地下茎から、細い茎が直立し、長さ1〜2cmほどの楕円形の葉が交互に密につきます。初夏(6月〜7月)に枝先に紅色を帯びた白い小さな釣鐘状の花をさかせます。夏の終わり(8月〜10月)から秋にかけて、直径7mmくらいの球状の果実が赤く熟します。果実は皮が堅く甘酸っぱいのが特徴です。

栽培する場合、収穫まで2・3年かかりますが、実は水分が少ないので他のベリー類よりも日持ちします。

本州中部、北海道の高地湿原のミズゴケに混じって生えているツルコケモモの果実も同様に食することができますが、共に国立・国定公園ないでは、むやみに取ることが禁じられています。

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