媒染

媒染することによって、繊維に定着させるだけでなく、染色時間を早めるという効果もあります。また、媒染剤の違いによって、同じハーブからいくつかの違う色を得られるという特徴もあり、染め物を楽しむ上で欠かせない作業とも言えます。

但し、「花びら染め」や「果実を使った染め物」については、あえて媒染をせずに、鮮やかな色を楽しむ染め物もあります。

各媒染剤(薬品)の特徴

媒染剤には大きく分けると5種類があげられます。これらの主な特徴について、発色の良い順にあげています。

媒染剤 特徴
錫(Sn) 発色が良く、最も明るい色が得られる。
アルミニウム(Al) 錫(すず)に次いで、明るい色が得られる。食品にも使われる「みょうばん」も媒染剤のひとつで、このアルミニウムに属します。
クロム(Cr) 最も堅牢度に優れ、カラシ色系統を得られる。
銅(Cu) 日光堅牢度に優れ、グリーン系統を得られる。
鉄(Fe) 最も発色が暗いが、茶系統やグレー系統の色が得られる。

媒染剤にミョウバン(アルミニウム)を使う

みょうばんは食品にも使われる安全性の高いものです。私(サイト内)の場合、媒染の際に「みょうばん」を使うことがほとんどです。そこで、みょうばんを使った媒染について、記述しておきます。

媒染剤の量は被染物(繊維)の30〜50倍が必要となります。

その為、まず被染物に対して30〜50倍の水をはかっておきます。そして「1リットル当たり2グラム」の「みょうばん」を用意し、少量の水(又はぬるま湯)で充分に溶いてから、30〜50倍の水で薄めます。

そうして作った媒染剤は、「絹・綿」の場合には「20度〜40度で約20分」。「羊毛」の場合には「加熱し、80度で20分」の媒染工程を行います。

ただし、ハーブや被染物によって、作業の内容(温度や時間など)が変わることがあります。

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