病害虫予防/病害虫を持ち込まない元気な苗の選び方

苗から育てはじめる

種よりも入手しやすい品種や、量を必要としない植物は、苗から育てた方が無駄もなくよいように思います。また、発芽が難しいものや、生長に時間のかかるものも苗から育てるのがおすすめ。

一株欲しいだけなのに、種を購入するともったいないうえ、種も古くなると発芽しにくくなります。(管理の仕方によっては、2年ほど保管できる)

さて、便利な苗ですが、購入する際のポイントがあります。良い苗を選んで購入することで、病害虫を持ち込まずに、元気に育てましょう。

以下に、購入時にチェックするポイントをまとめました。

購入する前に

  • 苗を購入するときに、お店に相談できる人がいるか。
  • 苗に名札がきちんとついているか。
  • 苗の購入時期が、植え付け適期であるか。

全体をみる

  • 病害虫の被害がないか。
  • ポットに対して株が大きすぎないか。
  • ハーブ等は香りを確かめる。

葉・茎をみる

  • 色つきは良く、活き活きとしているか。
  • 節間がつまっていて、がっしりとしているか。
  • 葉のつき方、新葉・蕾がしっかりとしており、充実しているか。

土(根)をみる

  • ビニールポット(植え付けられている)土の量が適当であるか。
  • 土の表面にコケ(カビ)がついていないもの。
  • 鉢底から白い根がみえているか。

補足

植物には別名があるものがあったり、同じ名前でも食用できないものがあります。又、実のなるものであれば、雌雄異株のものもありますから、お店に相談できる人がいたり、名札で確認できると安心です。

次に、ポットに対して株の大きなものは、根がまわり過ぎている場合があるので、鉢底と一緒にチェックしておきます。

また、土の表面にコケがついてものは、水はけが悪かった為であることが多く、根腐れをおこしている可能性があります。

私は、何となく大きい方がいいかなぁ…なんて思っていたのですが、節間が詰まっていないものは「徒長」といって、良い苗とは言えないそう…ただ漠然と眺めて選ぶのはダメなのねー…

購入前に、簡単にでも植物の特徴をしっておく方が良いように思います。山椒やベイ(月桂樹)の用に雌雄異株のものがあったり、ブルーベリーやオリーブの用に受粉に異品種が必要なものは、購入時に品種を確認する必要などがあるからです。

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